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2009年07月19日

トムラウシ山

トムラウシ山の遭難死亡事故。
これはこのブログを読んでいる海での釣り好きの人々にも山の事故とはいえ、人事ではないことですよね。
私は本格的な登山の経験はまったくないので、山の恐ろしさは経験ありませんが、海の恐ろしさ、水の力の強さ、というものは多少なりとも経験をしています。
昔(もう10年以上前)サーフィンをしていたころ、茅ケ崎のTバーというテトラ帯で台風のときにテトラ周りの複雑な流れに飲まれ、テトラに挟まって出てこれなくなり、死んでしまった、という事故を何度か目前で見ました。
また、カレント(離岸流)に流され、はるか沖合いに出てしまい、ヘリコプターで救助されるような人も。
漁港の防波堤では大波がかぶっているにもかかわらず、竿を出している人が頭から波をかぶってしまっているのも見たことがあります。

一昨年だったか、台風でサイクリング道路や市営プールが破壊されたりしていたのも波のパワーです。
そんな無茶苦茶な大波の日にビーチでルアーを投げる輩はそうはいないでしょうけど、比較的、凪に見える日でも気圧配置によっては定期的に巨大うねりが入り、ドカンと来ることがしばしばあります。台風が来る直前など北風が吹いているとよくそうなります。
そういった波は非常に力があり、ウェーダーを着ている状況で足元をすくわれれば非常に危険です。


今日の新聞の社説に「臆病者といわれる勇気を持て」というのがありました。
1966年の飛行機事故のことなのですが、カナダから来た飛行機が羽田で濃霧のため着陸に失敗し、64名が犠牲になったそうです。その直前にハワイ帰りの瀬戸号は2度着陸を試みたが、濃霧のため危険と判断したパイロットは福岡へ。乗客は落胆と苛立ちで機内はいやな空気になったとか。
しかし、その直後の着陸失敗のニュースを知って、パイロットのことを賞賛したという記事。

つまり、自分の腕を過信しなかったパイロットが、実は非常に優秀な判断と腕の持ち主である、ということ。
危険予知も腕のうちです。

釣り場でも同じ。
大げさだから、ということでライフジャケットを着なかったり、これくらい平気だ、って気持ちでやっていると、大きな事故につながります。
とくにルアーフィッシングは真っ暗闇の中での釣行が多く、釣り人同士の感覚も目で見える距離ではないことがほとんどだと思います。
出来るだけの安全装備と少しでも危険を感じたらすぐにやめる勇気を持ちましょう。

もし、このブログをこれから釣りを始めようという人が読んでいるのであれば、臆病になることの大切さを忘れずに楽しんでもらえれば、と思います。
私も経験値は多くありませんが、趣味の世界で人を心配させたり、捜索などで迷惑をかけることはないように楽しんでいきます。

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Posted by EASY at 23:04│Comments(3)雑談雑念
この記事へのコメント
■大雪山系遭難:「寒さ、想像超えていた」 ツアー社長会見―ドラッカーが救ってくれた苦い経験のあるトムラウシ山

こんにちは。今回の遭難10人もの人たちが、凍死です。北海道は、真夏でも、特に海や山は、本州では考えられないほど寒くなる場合があります。寒さ対策が肝要です。私も、昔のこの近辺で道に迷ったことがあります。そのときに、経営学の大家ドラッカーの著書に書かれてあることを思い出し、機転を利かせて、危機を脱することができました。それ以来、ドラッカーの著書をかなり読むようになりました。大事なことは、企業経営でも、登山パーティーでもビジョン(方向性)を持つということだとを身をもって知ることができました。ここに、書いていると長くなってしまいますので。詳細は是非、私のブログをご覧になってください。
Posted by yutakarlson at 2009年07月20日 10:32
はじめまして。今回の遭難の事故は、ガイドに大きな責任があると思いますね。

私も、神奈川の丹沢に真夏泊まりにいって、
昼は40度ぐらいの暑さなのに、
何故か、バンガローに毛布がおいてあったんですよ。
その夜、ものすごく寒かったのを覚えています。真夏ですよ?

北海道でこの時期の山なら凍死もするでしょうし、
ハイキング気分で登山なんて自殺行為そのものだと思いましたね・・・。

そして、ライフジャケットの重要性は分かっていても、
やっぱり危ないめに会わないと気づかない人が多いと思いますね
私もその中の一人でしたし。

以前、城ヶ島の磯で高波にさらわれそうになりました。
たまたまエサをとりにいってたので、大丈夫でしたが、
今考えるだけでゾッっとします。
Posted by こじこじ at 2009年07月27日 12:27
はじめまして。
コメントありがとうございます。

今回の遭難事故だけならず、不注意や知識不足、用心不足による事故は代償が大きすぎます。

ライフジャケットもここ最近は「大げさ」ではなくなり、ある程度ファッション性も兼ねた存在になっているのは良い点かもしれませんね。

私の場合は荷物を持つ為の機動性としても使用しています。

お互い、安全に楽しみましょう。
今後もよかったらぜひ読んでください。
Posted by EASYEASY at 2009年07月27日 18:48
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